《チョット気になるクエスチョン》
ウイルス性肝炎は国内最大の感染症ですが、HCV肝炎の持続感染者(キャリア)は国内にどれくらいいると推定されているでしょうか?
①150~200人
②1.5~2万人
③150~200万人
答えはページ下部をチェック!
- 肝臓癌の65%はC型肝炎が原因です
C型肝炎とはC型肝炎ウイルス(HCV)の感染により起こる肝臓の病気です。
肝臓がんの原因の約65%がC型肝炎で、慢性肝炎の原因の約70%がC型肝炎と言われています。
C型肝炎に感染すると慢性肝炎から肝硬変・肝臓がんへと移行していく可能性があります。
- C型肝炎は年齢とともに肝臓がんのリスクが高まります
進むスピードは個人差があり、60歳をこえると肝がんになる確率が高くなります。
将来の発がんを防ぐために、早期にC型肝炎を発見することは重要です。
病気が進むと治療も難しくなりますので、早めに検査をして、感染していないか確認しましょう。
答え ③150~200万人
【解説】
HCV持続感染者(キャリア)は世界で1億7000万人いるとされ、わが国では約150~200万人存在するとされています。
C型肝炎ウィルスは切創や針刺しなど「血から血へと」感染していきます。
感染しても多くの方は症状が出ずに、気が付かないうちにキャリアとなってしまいます。
放置していると長い経過の間に慢性肝炎・肝硬変・肝がんへと移行していきます。
抗ウィルス薬で90~95%の患者さんが治ります。
早めに検査をして早期発見に努めるべきとされている病気です。